サラちゃんママはこう話してくれました・・・。
「大洪水のとき頂いた荷物は母国へ送ったものの、税関でとられ、
行く先々で監督官やお寺が搾取していったんです。
だから本当に必要としている人達のところへはもらった量の半分も届かなかった。」
スリランカは袖の下の社会とよく聞きます。
実際に私が昔(だいぶ前に)研修で行った時に
賄賂を要求されたこともありました。
でも困っている人がいるのに同じ国の人がそれを奪うの??
悲しい事実でした。
そこで、
「じゃあお金のほうがいいの?
それなら、あなたに渡すから必要なものを現地で購入して支援できるでしょう?」
そう聞くと、その方がいいとのこと。
勤め先の社長に話し、教室で募金活動をしてそれを寄付しようということになりました。
生徒さんたちが協力してくれて、自分達のお手伝いでもらったお駄賃やお年玉の一部を寄付してくれました。
集まった募金は53万円。
これをサラちゃんママに渡そうとすると、
「これを頂いて国に帰ったらそのまま何に使ったかわからないといわれます。
私も日本で暮らす身としてそれは困る。
だから一緒に行ってもらって使い道を見届けてもらいなさいと夫に言われました。
だから一緒に行ってください。」
えっ?スリランカに行くの?私達も?